半身不随のお父さん。
正直生きていることさえ、辛いのかもしれない。
でも、弱音は吐かない。
そんなお父さんが大好きだ。
たまに辛くなって泣くこともあるお父さん。
涙は心を浄化させる。
そんなお父さんが、今、CDを聴きながら一緒に歌っている。
決して上手とは言えないけれど、あたしはお父さんが歌っている姿を見るのが好きだ。
大切な人がご機嫌でいるのは幸せなこと。
「でも、お父さん。
たまには弱音を吐いてもいいんだよ。
あたし達家族はみんなお父さんを全力でサポートするからね。」
神様のイタズラで、お父さんの半身は動かなくなってしまったけど、
「なんで、お父さんなの?」
お父さんは家族のために必死で働いて、家族を守ってきてくれたのに。。。
これは、家族の絆を深くする試練なのかもしれないね。
「今日はお父さんの大好きなタケノコご飯だよ。一緒に食べようね。」