お父さんの事を思うと泣きそうになる。
半身不随って何にも出来ないんだよな。
何が生き甲斐で生きてるんだろうって思うと、切なくて仕方ない。
この前お父さんに、
「お前が頼りだ。」って言われた。
あたしの生き甲斐を逆に授けられた気がした。
今は週の半分くらいは家で暮らしているお父さん。
ホントはずっと家にいたいんだよね。
施設に戻るお父さんは、寂しそうだもんね。
でもね、今の介護が限界なんだよな。
だから、家に帰ってきた時は食べたい物をたらふく食べさせてあげる。
前に涙をこぼしながら言ったよね。
「俺の楽しみは食べることだけなんだ。
だから、食いたい物を食わせてくれ。」って。
昨日は良いお天気の中、外を散歩しに行ったよね。
あたしが車いすを押してね。
「気持ちいいなぁ。」って言ってごきげんだったよね。
今朝お父さんは、施設へ戻りました。
帰ってきてる時は、正直大変な時もあり、嫌だなぁって思う時もある。
でも、居なくなるとどことなく寂しい。
お父さんにキセキが起こるなら、もう1度歩かせてあげたい。
あたしが1日変わってあげるから、思う存分歩かせてあげたい。
泣きながらブログを書いているあたしは、お父さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。
ホントに本当に、育ててくれてありがとう。
そして今でも、頼りにしてくれてありがとう。
お父さんがあたしに注いでくれた愛情を今度はあたしが返す番だからね。
「なんだかんだ、お父さんは家族の大黒柱なんだ、今でも。」
あたしがセクシャルマイノリティーを告白した時には、涙をこぼしてくれたお父さん。
あたしが辛かったんだろうって思ってね。
あたしのお父さんは、「あなた」しか務まらないよ。
「お父さん、お互い泣きたくなったら我慢しないで泣いていこうぜ。」